【快適な空間を実現】業務用エアコン選びから導入、省エネ、メンテナンスまで徹底解説
快適なビジネス空間を実現!業務用エアコン選びから導入、省エネ、メンテナンスまで徹底解説
こんにちは。地元京都密着で創業45年の実績を持つヒラヤマ(平山宅建)です。
「事務所の業務用エアコンが古くなってきて、効きが悪くなってきた」「店舗の業務用エアコンの電気代が高くて困っている」「工場に新しい業務用エアコンを導入したいけど、何を基準に選べばいいかわからない」とお悩みの事業者様はいらっしゃいませんか? 業務用エアコンは、事業活動を円滑に進める上で不可欠な設備であり、その性能や選び方、メンテナンスは事業の効率性やコストに直結します。
この記事では、業務用エアコンの選び方から種類、導入費用、省エネのポイント、そしてリースや補助金の活用まで、事業者の皆様が知っておくべき情報を網羅的に解説します。この記事を読めば、最適な業務用エアコンを選び、賢く導入・運用するための知識が身につきます。
この記事は、以下のような方に特におすすめです。
- 工場・倉庫・店舗・事務所・オフィス・医院・クリニック・福祉施設などの事業用物件のオーナー様、ご担当者様
- 業務用エアコンの導入・買い替えを検討している方
- 業務用エアコンの電気代削減や省エネに関心がある方
- 業務用エアコンのメンテナンスや寿命について知りたい方
- 業務用エアコンに関する補助金やリースについて情報収集している方
業務用エアコンの基本知識と選び方
業務用エアコンは、家庭用エアコンとは異なり、広範囲の空間を効率的に空調するために設計されています。その種類も多岐にわたり、設置場所や用途によって最適なタイプを選ぶことが重要です。
業務用エアコンの種類と特徴
業務用エアコンには、主に以下のような種類があります。それぞれ特徴があり、設置場所や用途によって最適なものが異なります。
- 天井カセット形(天カセ): 天井に埋め込むタイプで、見た目がすっきりしており、空間デザインを損ないません。4方向、2方向、1方向など吹き出し口の数によってさらに細分化されます。オフィスや店舗で広く採用されています。
- 天井吊形: 天井から吊り下げるタイプで、天井に埋め込むスペースがない場合や、大きな空間を効率的に空調したい場合に適しています。広い空間や、天井裏の構造上カセット形が設置できない場所でよく見られます。
- 床置形: 床に設置するタイプで、工事が比較的容易です。設置場所の自由度が高く、移設も比較的簡単です。店舗やオフィスで部分的な空調が必要な場合や、壁や天井に設置スペースがない場合に選ばれます。
- 壁掛形: 家庭用エアコンと似た形状で、壁に設置します。小規模なオフィスや店舗、個室などに向いています。設置費用を抑えたい場合にも適しています。
- ビルトイン形: 天井や壁の内部に本体を隠し、吹き出し口だけが見えるタイプです。デザイン性を重視する空間や、複雑な間取りの場所に柔軟に対応できます。
これらの室内機の形状に加えて、室外機のタイプ(シングル、マルチ)、電源の種類(単相、三相)なども、業務用エアコンを選ぶ上で考慮すべき点です。
業務用エアコンの能力(馬力)の選び方
業務用エアコンの能力は「馬力」で表され、設置する空間の広さや用途、建物の構造、窓の位置、人員の密度、熱源の有無などによって適切な馬力を選ぶ必要があります。能力が不足していると、冷暖房の効きが悪く、設定温度に達するまでに時間がかかり、電気代がかさむ原因となります。
一般的に、面積(㎡)に算出基準熱負荷(W/㎡)を掛けて冷暖房能力(kW)を算出し、それを馬力に換算します。この算出基準熱負荷は、業種によって異なるため、専門業者に相談し、現地調査を行ってもらうことが最も確実です。例えば、飲食店舗では調理による熱量、オフィスではPCや照明による熱量などを考慮する必要があります。
業務用エアコンの省エネ性能と電気代
業務用エアコンの電気代は、事業運営において大きなランニングコストの一つです。省エネ性能の高い業務用エアコンを選ぶことは、長期的なコスト削減に直結します。
- COP(成績係数)/APF(通年エネルギー消費効率): これらの数値が高いほど、エネルギー効率が良いことを示します。特にAPFは、年間を通しての省エネ性能を示す指標であり、より実態に近い効率性を比較できます。
- インバーター制御: 近年の業務用エアコンのほとんどはインバーター制御を採用しており、きめ細やかな出力調整により無駄な運転を抑え、省エネに貢献します。
- 人感センサー・日射センサー: これらのセンサーを搭載した機種は、人の有無や日射量を感知して自動で運転を最適化するため、より効率的な空調が可能です。店舗などで人の出入りが多い場所や、窓から日差しが差し込む場所で効果を発揮します。
- 定期的なメンテナンス: フィルター清掃や室外機周りの清掃など、定期的なメンテナンスを行うことで、機器の運転効率を維持し、電気代の削減につながります。
業務用エアコンの導入・更新費用と寿命
業務用エアコンの導入や更新には、機器本体の費用に加えて工事費用がかかります。また、機器の寿命を理解し、適切なタイミングで更新を検討することも重要です。
業務用エアコンの導入費用と相場
業務用エアコンの導入費用は、機器の種類、馬力、設置場所の状況、工事の難易度などによって大きく変動します。一般的には、機器代金と工事代金を含めると、数十万円から数百万円になることがあります。
- 機器本体価格: 馬力が大きいほど、また省エネ性能が高いほど価格は高くなる傾向があります。
- 工事費用: 既存の配管や配線が流用できるか、電気工事が必要か、高所作業やクレーン車が必要か、内装補修が必要かなど、現場の状況によって大きく変わります。
- フロンガス回収・破壊費用: 既存の業務用エアコンを撤去する場合、フロン排出抑制法に基づき、フロンガスの回収・破壊費用が発生します。
具体的な費用を知るためには、必ず現地調査を依頼し、複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
業務用エアコンの寿命と交換のタイミング
業務用エアコンの寿命は、一般的に10年から15年程度とされています。法定耐用年数は、冷凍機の出力によって13年または15年と定められています。しかし、使用頻度やメンテナンス状況、設置環境によって寿命は前後します。
交換を検討するタイミングとしては、以下のような兆候が見られる場合です。
- 設置後の経過年数が10~15年を超えている: 経年劣化により、故障のリスクが高まります。
- 電気代が急に高騰した: 運転効率の低下により、以前よりも電気代が高くなっている可能性があります。
- 頻繁に故障や修理が必要になる: 修理費用がかさむだけでなく、メーカーの部品保有期間が過ぎて修理が困難になることもあります。
- 冷暖房能力が低下した: 設定温度に到達するまでの時間が長くなったり、部屋全体の温度ムラが目立つようになったりする場合です。
これらの兆候が見られる場合は、修理と買い替えの費用対効果を比較検討し、賢い選択をすることをおすすめします。
業務用エアコンのメンテナンスと法令遵守
業務用エアコンの適切なメンテナンスは、機器の寿命を延ばし、省エネ効果を維持するだけでなく、法律で義務付けられている場合があります。
定期メンテナンスの重要性
業務用エアコンの定期的なメンテナンスは、以下の点で重要です。
- 省エネ効果の維持: フィルターの目詰まりや内部の汚れは、運転効率を低下させ、電気代の増加につながります。定期的な清掃でこれらの問題を解消し、効率的な運転を保ちます。
- 機器の長寿命化: 故障の早期発見や部品の摩耗を未然に防ぐことで、機器の寿命を延ばし、買い替えコストを削減できます。
- 快適な室内環境の維持: カビやホコリの発生を抑え、清潔で快適な空気を提供します。
- 故障リスクの低減: 突然の故障による業務停止のリスクを減らし、安定した事業運営に貢献します。
フロン排出抑制法と点検義務
業務用エアコンには、冷媒としてフロン類が使用されていることが多く、2020年に施行された「改正フロン排出抑制法」により、機器の管理者(使用者)にはフロン類の適切な管理が義務付けられています。
- 簡易点検: すべての業務用冷凍空調機器に対し、3ヶ月に1回以上の頻度で、管理者が目視等で行う日常的な点検です。
- 定期点検: 圧縮機の定格出力に応じて、専門業者による点検が義務付けられています。
- 7.5kW以上50kW未満:3年に1回以上
- 50kW以上:1年に1回以上
これらの点検を怠った場合や、フロン類をみだりに放出したりした場合には、罰則が科される可能性があります。専門業者に依頼し、法令を遵守した適切な管理を行うことが不可欠です。
業務用エアコン導入の新たな選択肢:リースと補助金
初期費用が高額になりがちな業務用エアコンの導入において、リースや補助金制度を活用することで、費用負担を軽減できる場合があります。
業務用エアコンのリース契約
業務用エアコンのリース契約は、初期費用を抑えたい場合に有効な選択肢です。機器を購入するのではなく、リース会社から借り受ける形式です。
メリット:
- 初期費用がかからない: まとまった資金が不要で、月々のリース料で最新の機器を導入できます。
- 経費処理が可能: リース料は全額経費として処理できるため、節税効果が期待できます(企業規模や契約内容による)。
- 資産計上の手間が省ける: 固定資産税の支払いや減価償却の計算が不要になります。
- メンテナンス費用が含まれる場合も: リース契約によっては、定期的なメンテナンスや修理費用がリース料に含まれているプランもあります。
デメリット:
- 総支払額は購入より高くなる傾向: 長期的に見ると、金利手数料などが含まれるため、購入するよりも総支払額が高くなる場合があります。
- 中途解約が原則不可: 一度契約すると、原則として契約期間中の解約はできません。やむを得ず解約する場合は、残りのリース料を一括で支払う必要があります。
リース契約を検討する際は、複数のリース会社の条件を比較し、自社の経営状況や将来の事業計画に合ったプランを選ぶことが重要です。
業務用エアコン導入に活用できる補助金・助成金
国や地方自治体では、省エネ性能の高い業務用エアコンの導入や、古い設備の更新を促進するための補助金・助成金制度を設けている場合があります。
- 省エネルギー投資促進・省力化投資等支援事業: 高効率空調設備の導入を支援する国の補助金です。
- 地方自治体独自の補助金: 各自治体でも、中小企業を対象とした省エネ設備導入支援や、特定施設の改修に対する補助金などが用意されていることがあります。
補助金は、対象となる設備や事業者の要件、申請期間、補助率などが細かく定められています。また、補助金は後払い制であり、工事完了後に支給されるため、申請時点では自己資金で費用を賄う必要があります。最新の補助金情報は、経済産業省や環境省のウェブサイト、各自治体の広報、または専門のコンサルタントに相談することで確認できます。
業務用エアコンの設置に関する法的要件と専門業者選びのポイント
業務用エアコンの設置には、専門的な知識と技術が必要です。安全かつ適切に設置するためには、法令を遵守し、信頼できる専門業者を選ぶことが重要です。
業務用エアコン設置に必要な資格と法令
業務用エアコンの設置工事には、電気や冷媒に関する専門知識が不可欠であり、関連法令に基づき有資格者による作業が義務付けられています。
- 電気工事士: 業務用エアコンは200V三相電源を使用することが多く、ブレーカー設置や電源配線工事には「電気工事士(第一種または第二種)」の資格が必要です。無資格者による電気配線作業は、電気工事士法違反となり、重大な事故や行政処分の原因となります。
- 冷媒回収技術者: 業務用エアコンにはフロン類が冷媒として使われているため、撤去や移設、更新時には冷媒の適正な回収・再充填作業が伴います。この作業は「冷媒回収技術者」や「第一種フロン類取扱技術者」などの有資格者が行うことがフロン排出抑制法で義務付けられています。
これらの資格を持つ専門業者が施工することで、安全性が確保され、法令遵守が実現します。
信頼できる業務用エアコン専門業者の選び方
適切な業務用エアコンを選び、安全に設置するためには、信頼できる専門業者を選ぶことが最も重要です。以下のポイントを参考に、業者を選定しましょう。
- 豊富な実績と経験: 自社の業種や規模に応じた業務用エアコンの導入実績が豊富であるかを確認しましょう。特に工場や店舗、医療施設など、特殊な環境での実績があるかどうかも重要です。
- 事前の現地調査と詳細な見積もり: 導入前に必ず現地調査を行い、設置場所の状況や既存設備の確認、電気容量の確認などを徹底してくれる業者を選びましょう。その上で、機器代金、工事費用、フロンガス回収費用などを明確に記載した詳細な見積もりを提示してくれるかを確認します。
- 有資格者の在籍: 電気工事士や冷媒回収技術者などの国家資格を持つスタッフが在籍しているかを確認しましょう。
- アフターサービスと保証: 導入後のメンテナンスや万が一の故障に対応してくれるアフターサービスが充実しているか、工事保証や製品保証があるかを確認することも大切です。
- 複数の業者から相見積もり: 複数の業者から見積もりを取ることで、費用や提案内容を比較検討し、最適な業者を選ぶことができます。
京都で事業用物件のリフォーム・改修・修繕・営繕を手掛けるヒラヤマ(平山宅建)では、お客様のニーズに合わせた最適な業務用エアコンの提案から、確かな技術力による設置工事、そして導入後のサポートまで、一貫してご提供しております。
まとめ
業務用エアコンは、事業活動を円滑に進める上で欠かせない重要な設備です。適切な機種選びから、導入費用、省エネ、そして法規制に準拠したメンテナンスまで、多岐にわたる知識が求められます。
本記事では、業務用エアコンの種類と選び方、馬力選定のポイント、省エネ性能、導入費用や寿命、さらにはリースや補助金といった費用負担を軽減する手段、そして法令遵守と信頼できる専門業者の選び方について詳しく解説しました。これらの情報を参考に、皆様の事業に最適な業務用エアコンを導入・運用し、快適で効率的なビジネス空間を実現してください。
京都で事業用物件のリフォーム・改修・修繕・営繕を検討している方は、是非この記事を参考にしてください!
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